会議室デカッ「七つの会議」
会議室デカッ!
と劇中、心の中で叫んでしまった。
この映画は終始そんな話の本筋とは別のところでつっこんでしまう映画だった。
今や、テレビドラマでは欠かせない池井戸潤作品。
その作品らしく出てくるキャストは皆、シリーズで見たことある人ばかり。
池井戸潤シリーズのファンの人には嬉しい豪華キャスト陣である。
だがしかーし!!
これは、映画なのか?
2時間ドラマの域を超えてるのか?
私は最後まで飽きることなく観れたが、あまり展開にドキドキしたり、主人公達に感情移入するでもなかった。
役者の個性は強いけどそれを脚本が包みきれないために個性の強さがかえってクドイ。
最後はもう映画なりのユニークなのかもしれないが、7,8人の参加者なのに大きな体育館かぐらいのところで会議って、、笑
半沢直樹も同じく個性の強さが際立ったが、当時それは新鮮だったし勧善懲悪の爽快感が気持ち良かった。
今回は映画としてそれを上回ることができたのだろうか。
主人公のバックグラウンドを描くシーンもあるが、ものすごく大雑把で蛇足感が否めなかった。
もしかしたらこの原作もドラマでこそ花開いた作品なのかもしれない。
60点!