待ちに待った「蜘蛛の巣を払う女」
ドラゴンタトゥーの女を観て、高いエンタメ性に驚き、フィンチャーの醸し出すクールな陰の雰囲気に酔いしれたのが7年も前だとは。
待ちに待った続編。
ただフィンチャーは関わっているが、キャスト陣も監督も別なので、テイストが変わっていると予期していた。
ハードルは下げたつもりだが主役のサランデルのキャスト変更は痛かった。んーこの女優さん、、、サランデル役になるとおばさん感が否めない、、。
スタイリッシュなルーニーマーラーのサランデルには負けてると正直思った。
あとは、ドラゴンタトゥーの時の全体を覆うスタイリッシュな陰鬱さ。
それはフィンチャー監督作品にはある特有の雰囲気なのだが、
それが足りなかった。
ミステリーというよりかは、アクション映画ようだ。
あとミカエルの魅力は、ほぼ皆無になったのではと思う。
スートーリーは原作は知らないがもっと演出の仕様があったのでは、姉妹が大きなテーマなのだろうが、なんかとってつけたような内容で、話の重厚さが物足りない。
姉の率いる犯罪集団 🆚 サランデル
という単純な構図のアクション映画である。
褒めるところはクライマックスのスナイパーショット連発は気持ちよかった笑
68点!
会議室デカッ「七つの会議」
会議室デカッ!
と劇中、心の中で叫んでしまった。
この映画は終始そんな話の本筋とは別のところでつっこんでしまう映画だった。
今や、テレビドラマでは欠かせない池井戸潤作品。
その作品らしく出てくるキャストは皆、シリーズで見たことある人ばかり。
池井戸潤シリーズのファンの人には嬉しい豪華キャスト陣である。
だがしかーし!!
これは、映画なのか?
2時間ドラマの域を超えてるのか?
私は最後まで飽きることなく観れたが、あまり展開にドキドキしたり、主人公達に感情移入するでもなかった。
役者の個性は強いけどそれを脚本が包みきれないために個性の強さがかえってクドイ。
最後はもう映画なりのユニークなのかもしれないが、7,8人の参加者なのに大きな体育館かぐらいのところで会議って、、笑
半沢直樹も同じく個性の強さが際立ったが、当時それは新鮮だったし勧善懲悪の爽快感が気持ち良かった。
今回は映画としてそれを上回ることができたのだろうか。
主人公のバックグラウンドを描くシーンもあるが、ものすごく大雑把で蛇足感が否めなかった。
もしかしたらこの原作もドラマでこそ花開いた作品なのかもしれない。
60点!
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田舎あるある「ここは退屈迎えにきて」
先日、映画館の無料鑑賞券が当たったので、散歩して映画館に着いた時に1番ちょうどいい映画を観ることに。
そこで出逢ったこの映画。
正直、期待してなかったが、結構共感できる映画。まるで放課後のような映画だった。
現代と高校時代を交互に写し、高校生活の見えないヒエラルキー、若者が思う漠然な窮屈感を現代の自分たちが俯瞰的にみる。
憧れの男子生徒役の成田凌は生で拝見した事あるから、こうやってスクリーン越しにみるとなんだかんだ嬉しい。役にはハマってたけど少し高校生には無理があるような、、。
なかなか渋いキャスト達、原作を読んでないから適役なのかは不明だが、なかなか渋い人選かと思う。
作中、車中で話すシーンが多いように感じた。場面が結構切り替わるので人によっては迷子になるかもしれない。
真っ直ぐな青春というよりかは、陰鬱な部分もはっきりとみせる映画なのはこの映画の個性なのかなと思う。
74点
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あぁ素晴らしき「ボヘミアンラプソディー」
イギリスのビックバンド、クイーンの映画!
日本公開初日に観てきました。
一言でまず言うと
アメイジング!!!
個人的に中学生の時に時代に逆らってクイーンを聴きまくってたことを差し引いても素晴らしい映画だった。
私が聴いていた時はもう、フレディマーキュリーはこの世にいなかったが、初めて映画の中で生で観た気がして泣きそうになった。
あとバンドメンバー似すぎ笑
欧米人を見慣れてないからかもしれないがブライアンメイとか生き写しでないかと思った。
クイーンは正直バックグラウンドがそこまで分からなかったから、この映画で初めて知ることが多いバイオグラフィー要素もある。
だから音楽的な感動を期待したら、映画的な感動も与えてもらった。
圧巻の音楽パフォーマンスもさることながら、美術的な映像、アングルのセンスも良く本当に贅沢な時間だった。
だから絶対、音響が良い映画館で前めの席で観るのをお勧めしたい。
多分、自分はもう一回映画館で観るだろう。
映画館で観ないと後悔するから。
95点!!!